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谷崎 聖子

手芸研究家。

ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、99年以降ずっと通いつづける。

トランシルヴァニアのセーケイ地方で結婚、08年からこの地で生活をしています。

*詳しくは、トップページ森の彼方−トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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第5回「トランシルヴァニアから伝統刺繍を広めたい!」Onlineワークショップ

 


 


フォークロアの宝庫であるトランシルヴァニア地方。

現地では手仕事の担い手が高齢化し、その存続が危ぶまれています。

このコロナ危機の中、お年寄りのおばあさんたちは 人々との交流の機会も失われている現状ですが、

現地のおばあさんたちを元気にしつつ、 私たちも手仕事のメッセージを受け取り、

お互いを活気づけるプロジェクト。

またこれから先、新しい後継者の方々が存続するべく、

若い世代の職人さんにも焦点を当てていきたいと思います。

今回はカロタセグ地方、バルツァシャーグ地方、 ウドヴァルヘイ地方へと出かけます。

現地に16年在住の伝統手芸研究家が皆さまと トランシルヴァニアのおばあさんたちとの橋渡しをして、

皆さまに手仕事の素晴らしさをお伝えます。

こちらの企画も、今回で第5回を迎えることになります。



 
プロジェクトが成立しましたら、

4月に現地のおばあさんたちから 手仕事のレクチャーをしてもらえる

ワークショップを企画いたします。

お忙しい方でもご参加いただけるよう、日にちもいくつかお選びいただけます。

日本にいながらにして、まるでトランシルヴァニアの村々を旅するような体験をしていただけます。

ワークショップの後には、ワークショップ映像をお送りさせていただきます。

新たに、ワークショップ後にフォローアップとして私がオンラインレッスンをさせていただくオプションもご用意いたします。

たくさんの方々のご応募をお待ちしております。


講習費 2時間2500円 +簡易キット(ご希望の方のみ)








第1日 カロタセグのヴァグダラーショシュ

4月13日(土)午後8時〜10時 (現地時間午後2時〜4時)


トランシルヴァニア西部、カロタセグは古くから手仕事の文化が盛んな土地でした。

しつらえベッドを飾るのは、古くからヴァグダラーショシュと呼ばれる

ドロンワーク刺繡がほどこされたベッドカバー。

カロタセグ上地方で暮らす刺繍職人ペーテル・チッラさん、

伝統刺繍研究家のペーテル・モニカさんをお迎えしてワークショップを開催します。

30?サイズの小さなクロスに仕立てる予定です。

「窓のステッチ」、「ケシの実のステッチ」、葉っぱのステッチなど

ヴァグダラーショシュの基礎から教えていただきます。








第2日 カロタセグのイーラーショシュ

4月14日(日)午後8時〜10時 (現地時間午後2時〜4時)

トランシルヴァニア西部、カロタセグに伝わる伝統刺繍イーラーショシュ。

その魅力は、赤や黒、青、白による単色のステッチと、

太いコードのようなラインを生かしたヴァリエーション豊かな図案にあります。

イーラーショシュが20世紀後半に黄金期を迎えた下地方の村から、

熟練のおばあさんたちを講師にお迎えします。

図案職人アンナおばあさんがデザインした図案を使い、

この村ならではのイーラーショシュ作品を作ります。

伝統的なくし入れ用タペストリー(ウォールポケット)に仕立てることができます。







第3日 バルツァシャーグのスモッキング刺繍ラーンツォラーシュ

4月20日(土)午後8時〜10時 (現地時間午後2時〜4時)

バルツァシャーグは、トランシルヴァニア地方の東の果て、

中世から交易の拠点として栄えたブラショフの近くにあります。

ここでは古くからルーマニア人、ハンガリー人、ドイツ系ザクセン人が共存し、

互いに影響しあって、独特の文化が生まれました。

村最後の衣装職人であるヤカブ・マルギットおばあさんを迎え、

ザクセン人から受け継いだ珍しいスモッキング技法をお教えいたします。

今回は、スモッキング刺繍をあしらったバッグを予定しています。

数えやすいコットンワッフル生地を使い、プリーツを寄せた後、

フォークロア調ショッピングバッグに仕立てます。






第4日 ウドヴァルヘイ地方の刺繍


4月23日(日)午後8時〜10時 (現地時間午後2時〜4時)

カルパチア山脈の国境を守る兵士であったセーケイ人の末裔が暮らす、セーケイ地方。

その中でも、ウドヴァルヘイ地方はハンガリー人が多く暮らす地域として知られています。

1970年代に出版された「ウドヴァルヘイ地方の刺繍」の著者、ゲルゲイ・ギゼッラさんの

お弟子でおられるトードル・ヴィルマさんをお迎えします。

ウドヴァルヘイ地方の刺繍は、チェーンステッチと、

アウトライン刺繍に様々な技法を合わせたものとがありますが、

今回はチェーンステッチに様々な技法を合わせ、

赤と青の二色づかいのテーブルクロスを作る予定です。
 




*参加者の方々にはZOOMミーティングをダウンロードしていただき、

それを通じてワークショップを行います。(1回につき100名まで参加可能)

ワークショップ数日前に一度テストをいたします。


*資金の関係上、1つのWSにつき24名以上集まった時点で決行とさせていただきます。

最低募集人数24名さまが集まった時点(またはWS決行がほぼ確定した段階)で

こちらからご入金先のメールをお送りさせていただきます。

それで、お申し込み完了となります。


*材料込みか、ご自身で用意される場合は材料なしをお選びください。

材料の発送は3月半ばごろを予定しております。


*図案はあらかじめメールにてお送りいたしますので、講習日までに布に写してください。


*ご事情により、当日にワークショップに参加することができなかった方には、

ご返金の代わりに、当ショップでのみ使うことのできるクーポン券を配布させていただきますため、

ワークショップ前日までにメールにてご連絡くださいませ。

(こちらをお選びになった際には、映像はお送りできませんのでご了承くださいませ。)


*講習後5/11(土)に、フォローアップとして(+500円)

私がオンライン講習会を開催の予定です。

その場合、6名さま以上のお申込みで開催とさせていただきます。





谷崎 聖子(たにざき せいこ)

伝統刺繍研究家、民俗衣装コレクター。

大阪外国語大学ハンガリー語科卒業後、

ハンガリー政府奨学生として2002〜2004年までハンガリーのブダペスト大学フォークロア学科在籍。

2008年にルーマニア、トランシルヴァニアに移住。

現地の伝統刺繍ならびに民俗衣装を収集し、伝統刺繍の担い手を訪ね、研究をしている。

2012年から定期的に日本、台湾で展示会、刺繍のワークショップを主催している。

トランシルヴァニアの村に暮らす女性たちの手仕事を支援すべく、

展示会などで刺繍の作品を販売している。

クチュリエのイーラーショシュ、ビーズ刺繍、アウトライン刺繍など、

手芸キットの開発にも携わっている。

現地で手芸ツアーの企画、案内人としても活動中。

2021年より現地のおばあさんたちと一緒に本場の刺繍の楽しさを伝える、

「トランシルヴァニアから伝統刺繍を広めたい!」と題したオンラインワークショップを企画している。

HP 「森の彼方−Transylvaniaへの扉」

Instagram  seiko_tanizaki

著書 

文化出版局 「トランシルヴァニアの伝統刺繍イーラーショシュ」
   
誠文堂新光社 「カロタセグのきらめく伝統刺繍 受け継がれる、ハンガリー民族のきらびやかな手仕事」